目録データの検索の流れ
東京いきもの台帳では、「市民科学データ」、「標本・文献データ」、「観察情報データ」を観察時期や位置などと結びつけてデジタル上に表示させることができます。
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STEP 1. 検索を開始する
ホーム画面の「検索する」をクリックすると、東京の地図が表示されます。東京いきもの台帳に登録されている記録を検索するには、左上の虫眼鏡マークをクリックします。

STEP 2. 検索条件を設定する
この画面で調べたい地域やいきものの種名(和名)などを絞り込むことができます。
ここで検索できる条件は4種類です。
A. 地域・区市町村
B. 種名(和名)
C. 期間
D. データの種類(※ 後述の観測記録のデータ項目参照)

[A] 地域・区市町村を選択する
地域・区市町村を選択し、「設定完了」をクリックします。チェックボックスをクリックすることで、複数選択または解除ができます。

[B] 種を選択する
検索で出てきた種名候補の中から見たい種を選択し、「選択済みに追加」⇒「設定完了」をクリックします。
①~⑤の順で設定します。複数種を登録する場合は、②~④を繰り返します。

STEP 3. 検索結果を表示する
「検索実行」をクリックすると、指定した種の観測記録がある場所が地図上に表示されます。左の検索結果のリストで表示されている行をクリックすることで、観測記録の詳細情報を確認することができます。観測記録の詳細で表示される項目については、後述の観測記録のデータ項目に詳細を記載しています。

地図表示の設定(地点解像度)について
地点解像度とは、希少種保護などの観点で種ごとに設定した本目録内で公開している位置情報の解像度です。(スケールの大きさは、区市町村、5kmメッシュ、1kmメッシュの順です。)
「地図表示の設定」で地図に表示させる解像度を選択することができます。また、各観測記録が保持している位置情報は、検索結果のリストから確認できます。

STEP 4. 使いこなす
ダウンロードボタンをクリックすると、現在表示しているデータをcsv形式でダウンロードできます。ダウンロードデータに表示される項目の詳細は、後述の観測記録のデータ項目に詳細を記載しています。
また、右上の地図ボタンをクリックすると、地図の種類を切り替えることができます。

観測記録のデータ項目についての説明
説明 | 項目名 |
---|---|
ID | 観測記録ごとのID |
生物分類詳細情報 | 界名〜亜種・変種・品種名 |
観測年月日 | 記録が観測された年月日またはその期間 |
採集者・観察者 | 観測記録を採集または観察した人の名前 |
データの種類 | 出典元の種類を示す項目 文献:論文等の文献資料が出典元であるもの 標本:博物館等に収蔵されている標本が出典元であるもの 観察情報:専門家による調査によって得られたもの 市民科学:市民参加型の調査によって得られたもの |
所有機関 | 観測記録を所有している機関名 |
区市町村名 | 記録が観測された場所の区市町村 |
1kmメッシュ | 記録が観測された場所の基準地域メッシュ(3次メッシュ)コード |
5kmメッシュ | 記録が観測された場所の5倍地域メッシュコード |
同定に使えるデータ | 後から種同定(種名が正しいか等の確認)できる記録が残っているかどうかを示す項目 標本:標本がある記録 写真:写真がある記録 |
専門家による再同定 | 観測を記録した後に、改めて種同定(再同定)をしたかどうかを示す項目 |
再同定者 | 再同定をした専門家の名前 ※特に市民科学データは別途再同定を行った場合があり、その専門家の名前を記載している |
再同定日 | 再同定をした年月日 |
出典 | 論文等の文献の出典 |
著者 | 論文等の文献の著者 |
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス | データ利用に関するライセンス (※ https://creativecommons.jp/licenses/) |
データに関する留意事項 | 出典元となるサイト情報など、データに関する留意事項 |
位置情報に関する備考 | 位置情報に関する備考 |
観測記録に関する備考 | 観測記録に関する備考 |
■ 位置情報の表示について
検索結果のリストの観測記録を選択した際、地図上にピンが落ちます。このピンは、該当する観測記録がある場所の、1kmメッシュ、5kmメッシュまたは区市町村の場所を示しています。1kmメッシュおよび5kmメッシュは各解像度の重心に、区市町村については役所・役場(2022年時点)にピンが落ちます。
■ 希少種の取り扱い
掲載種の中には、環境省のレッドリストや東京都のレッドデータブックに掲載されている「希少種」も含まれています。希少種については、詳細な確認場所を公開することで乱獲や生息地の破壊などのリスクが懸念されます。そのため、位置情報の公開についても専門家に意見を伺い、希少種保護の観点から一部の種については詳細な確認場所の情報を伏せて公開しています。